肩こりと時間湯

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群馬県の草津、草津町の草津温泉では、江戸時代から続く「時間湯」と呼ばれる特殊な入浴法があります。

独自の湯治文化として、古くから草津の地に根付いていたようです。

現在では、観光客や様々な持病に悩む人々が訪れ、その症状に合わせ、湯長と言われる温泉の管理などを行うスタッフなどから、入浴法を指導を受けたりするなど、一風変わった温泉施設ではありました。

この「時間湯」が、来年3月をもって廃止されるなどというニュースが注目されています。

時間湯の特殊な入浴方が医療行為にあたるなどといった問題を指摘され、様々な人々の意見のもと、廃止される流れとなっているようです。

江戸時代から続くとされる、日本古来の文化として、消えゆく「時間湯」を惜しむ声も多くあるようです。

訪れていた人たちは、重度のアトピー性皮膚炎、重いリウマチ、ひどい肩こり、腰痛などに悩む人たちも多く、様々なな痛みや身体の悩みを抱える人々の、いわゆる駆け込み寺的な存在として時間湯は多くの人々の希望の拠り所でもあったようです。「時間湯」の入浴方法に、現代における法に触れる部分があるというような引っ掛かりが、今後の継続を阻んだようですが、地元の人々を含め、グローバルな視点から、様々な意見が飛び交っているようです。